おかげさまで、中ノ郷信用組合は、創立90周年を迎えます。 おかげさまで、中ノ郷信用組合は、創立90周年を迎えます。

創立90周年記念のご挨拶message

 平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
 当組合は、大正12(1923)年9月1日に発生した関東大震災の被災者の救護活動が原点にある金融機関です。
 関東大震災による罹災者や社会的弱者を金融面から救済するため、賀川豊彦らにより、昭和3年6月に『中ノ郷質庫信用組合』を設立、以来『地元の豊かな街づくり、組合員の幸せづくりに奉仕する』という経営理念の下、堅実経営に努めて参りました。
 当組合は、おかげさまで平成30年6月14日に創立90周年を迎えることとなりました。これもひとえに地域の皆様方の長年にわたる温かいご支援とご愛顧の賜物であると衷心より深く感謝申し上げます。
 これからも全役職員が一丸となり、地域の皆様方に愛され感謝され必要とされる金融機関を目指して、地域の皆様方と共にさらなる発展を遂げるため、努力して参る所存でございます。
 今後とも変わらぬご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年5月吉日
中ノ郷信用組合
理事長 酒井 二三男

沿革history

 当組合の原点は、大正12(1923)年9月1日に発生した関東大震災にあります。この大震災では大勢の市民が火災や家屋の倒壊などで被災しましたが、当時、生活協同組合運動やキリスト教社会運動において重要な役割を果たしていた賀川豊彦が講演会活動等を行い、そこで得た義援金等で被災者の救援活動を行いました。
 関東大震災の復興途上にある中、昭和2年に昭和恐慌が勃発。当時の質屋は暴利を貪っており、賀川らはそのような状況を嘆き、庶民のための金融機関が必要だと痛感し、昭和3年6月に『中ノ郷質庫信用組合』を設立。田川大吉郎(第3代明治学院大学総理・元衆議院議員)が初代組合長に就任し、低利での質・融資を行い、震災罹災者や社会的弱者を金融面から救済しました。
 関東大震災から90年以上が経ち、我が国は東日本大震災という未曽有の危機を経験しましたが、中ノ郷信用組合は“組合”という相互扶助・助け合いの精神を忘れず現在に至っております。

創設者:賀川 豊彦(第2代組合長)初代組合長:田川 大吉郎関東大震災で焼野原になった
浅草公園付近
昭和 3年 6月
中ノ郷質庫信用組合設立
初代組合長に田川大吉郎(明治学院大学総理)が就任
預金2千円、貸出金8千円
昭和20年11月
賀川豊彦(創設者)が第2代組合長に就任
昭和21年 3月
賀川豊彦組合長が貴族院議員に勅任される
昭和25年 3月
中小企業等協同組合法に基づき、中ノ郷信用協同組合と改称
昭和33年 3月
預金9億円、貸出金7億円達成
昭和35年 4月
賀川豊彦組合長が死去(4月23日)
勲一等瑞宝章 受章(没後追贈)
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公益財団法人 賀川事業団雲柱社
賀川豊彦記念松沢資料館  所蔵
(平成30年4月21日撮影)
昭和37年 8月
現在の名称『中ノ郷信用組合』と改称
昭和48年 6月
現在の本部本店棟完成
昭和53年12月
預金338億円、貸出金288億円達成
昭和61年12月
預金500億円、貸出金370億円達成
平成 6年 4月
墨田信用組合と合併
平成 7年 9月
NHK『生活ほっとモーニング』の「密着・信用組合」というコーナーで当組合が取材・放映されました(当組合が実施した当時のアンケート結果では、9割以上のお客様から好評を頂きました)。
平成10年 6月
創立70周年記念事業として(墨田区・葛飾区・北区)社会福祉協議会に福祉車両を、大田区社会福祉協議会には車椅子10台を、江戸川区社会福祉協議会には聴覚・視覚障害の方々に対応する新聞発行印刷機とカラオケセットを、それぞれ希望をお伺いし寄贈させて頂きました。また、記念配当として2%を加算し、6%の出資配当を行いました。
平成10年12月
預金1,000億円、貸出金600億円達成
平成18年10月
葛飾商工信用組合と合併
平成20年 6月
創立80周年記念事業として、営業店のある5つの社会福祉協議会に計260万円を寄贈させて頂きました。また、記念配当として2%を加算し、6%の出資配当を行いました。その他にも「ふれあい」をテーマにした数多くの事業を展開させて頂きました。
平成21年10月
城北信用組合と合併
平成22年 3月
預金1,798億円、貸出金878億円達成
平成30年 6月
創立90周年
開業時の写真など

預金/貸出金の推移transition

貯金量、融資量

預金/貸出金の推移|1928-1948 預金/貸出金の推移|1958-2018
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